タイのバナナが快調
当園のバナナでAAA品種の仙人蕉や3尺バナナの他にアップルやプラタのAAB品種や、小型ビルマバナナのABB品種などが植えてあるが、この雑種系で、一番育て易く収穫量の多いのが小型ビルマバナナ(Musa paradisiaca 'Kluai Namwa Kohm')だ。もともとはエキゾチック・プランツの尾崎さんに斑入りの観賞用バナナとしていただいたのだ。果実が美味しいのでバナナ温室に植えた所、短幹で太く育ち、そこそこの収穫量があるし、生育サイクルも早い、極めて優秀なバナナであることが分かって、今株数をせっせと増やしている。斑入りは殆ど消えてしまったが、最近は兎に角立派な花房を出し、果実も大きくなるので、収穫量も30kgになるかも知れない。その花と果実が1〜3枚目の画像だ。

先日来咲いているムサ・パラコクシネア(Musa paracoccinea)も美しく色付き、本当に美しい。これは中越国境地帯に分布する野生種。温室外では地涌金蓮(Ensete lasiocarpum)が沢山咲き始めている。これも雲南省原産だ。

バナナ温室の角では八重のヒガンバナ、姫孔雀(Lycoris radiata 'Hime Kujaku')が見頃。中国原産でヒガンバナ科。
大鳥舎の天井にはこの間まで、下の方にからんでいたスティグマフィロン・ビティフォリウム(Stigmaphyllon vitifolium)のツルが、あっという間に天井に達し、いまが満開だ。その生育の早さは舌を巻く程だ。キントラノオ科でパラグアイ原産。













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