白刺旋風玉など
柿﨑さんの形見のような植物の1つに白刺の旋風玉(Ferocactus tortlispinus)がある。昔いただいた鯱頭(F.acanthodes)の白刺品種、白鳥丸よりはるかに白くて長い刺で、とても素敵なのだ。確か柿﨑さんはサンタマリアと言っていたが、多分産地の地名なんだろうが詳細は不明。私はサンタマリアというとさまよえる悪魔、入鹿(Stenocereus eruca)の自生地を連想するのだが、旋風玉の産地にもそんな地名があるのだろう。金冠竜の交配種(F.chrysacanthus hybrid)にも花が2輪咲いていた。本物と並べてもほとんど区別出来ないが、中刺が立派で金冠竜の刺ではないので、私は雑種と思っている。

次はアラモサヌス(F.alamosanus)最後の花。有星類では花園兜(Astrophytum asterias)が良く咲いている。5稜に増稜しそうだった3角ランポー玉(A.myriostigma)、なぜか、また3稜に戻って来そうな雰囲気で面白い。チューレンセ(A.tulense)もポツポツ咲いている。




珍しい所では黒槍丸(Gymnocactus gielsdorfianus)が咲いていた。巨象丸(Coryphantha andreae)は相変わらずで良く咲く。以上はメキシコのサボテン。
南米物ではマツカナ・インターテクスタ(Matucana intertexta)がオレンジの花を着けた。多分初めてのはずだ。ペルー原産。ギムノの天平丸(Gymnocalycium spegazzinii)も初開花。キリンに接いである間は刺が詰まっていて、素晴らしいと思ったが、根降ろししたらぶくぶく水膨れになって、良さが無くなってしまった。こちらはアルゼンチン。
最後はアルゼンチン辺りの美青丸(Parodia ottonis 'Tenuispina')とチリのコピアポア・ラウーイ(Copiapoa laui)。相変わらずポツポツ咲いている。
















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