リゴズーム咲く。

2001年に南アフリカから種子導入し、長年我が家の庭で不遇をかこっていたノウゼンカズラ科の乾燥地性の潅木、リゴズーム・オボバータム(Rhigozum obovatum)がようやく成木になったようで、多くの黄色いユニークな花を咲かせてくれている。勿論、種を導入する時は、ノウゼンカズラ科だから奇麗な花だろうと期待して注文しているから、期待通りということだ。ただ花型はノウゼンカズラ科に一般的な左右相称花ではなく、5弁の放射総称花のように見える。ギョリュウバイなどオーストラリア産フトモモ科の花を大きくしたような印象だ。この株、鉢から根を出して育ってしまったため、植え替えは難しいかも知れないが、ワニ園に運んで植えてみたいものだ。研究室入口にも1株あるが、これはまだ開花を期待出来る大きさではない。DSCN4840.jpgDSCN4865.jpgDSCN4866.jpgDSCN4863.jpg我が家では先にモリアオガエルが産卵し、それが孵化して多くのオタマジャクシが誕生したことを報告した。孵化が一段落したところで、孵化バケツのオタマジャクシをすくってスイレンの桶6個に分散して移動した。全部で30〜50匹くらいはいたと思う。大きな桶に移動したら、オタマジャクシの確認が難しくなって、たんびたんびに覗いているが、だから余計オタマジャクシに警戒されるのだろう。生長の良い個体は頭も孵化時の倍位の大きさになり、もういっぱしのオタマジャクシである。変態するのはまだ1ヶ月も先みたいだが、桶の縁に赤ちゃん蛙ば並んでくれたらさぞ可愛いだろう。画像は毎日ドリアンテスの葉の上で昼寐している、モリアオガエルの青ちゃん。窓のすぐ下なので、妻が毎日様子を伺っている。報告のためオタマジャクシを撮影しようと思うのだが、人の気配がすると、さっと潜ってしまうので、元気な子は中々撮れない。今日の画像は蕾の横に1匹だけ生育の遅れ気味のオタマジャクシがいたので、望遠で撮ったもの。そのうちもっと良い画像を紹介する。DSCN4869.jpgDSCN4871.jpg温室のサボテンでは刺物の神竜玉(Echinocactus parryi)が3度目の開花、その横では刈穂玉系の交配種(Ferocactus gracilis hybrid)が咲いている、イメージ的には紅裳竜だが、花は赤い。DSCN4845.jpgDSCN4849.jpgDSCN4847.jpg同じく神仙玉(F.coloratus)とピンク花は太平丸(Echinocactus horizonthalonius)。我が家は太平丸の開花株が7つも8つもあり、この時期は花が多くてとても嬉しい。DSCN4854.jpgDSCN4853.jpg鮮やかな黄色の小輪花はチリ原産、ごく小型種のコピアポア・ラウーイ(Copiapoa laui)。今はいいが、もう少しすると暑さで腐る株が出て来るので、群生株をバラして翌年用に仕立てておくのが通例だ。
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