シラー、リプサリスなど
分園入り口でシラー・ペルビアナの白花(Scilla peruviana 'White flower form')が咲き始めた。鮮明でとても奇麗な白だ。ペルビアナとあるがヨーロッパ原産でキジカクシ科。
温室ではリプサリスが咲き始めた。私がパラグアイで採集してきたツクマネンシス(Rhipsalis tucumanensis)が咲いているが、国内で入手した太いタイプも同時に咲いており、画像では区別出来ない。前者がパラグアイ産。
またプルビニゲルム(R.pluvinigerum)やグランディフローラ(青葦:R.grandiflora)も咲いているが、これも良く似た種で、区別が難しい。どれもブラジル原産。


中庭ではカロライナ・ジャスミン(Gelsemium sempervirens)やジャスミヌム・ポリアンサム(Jasminum polyanthum)などのツルが咲き始め、数日で満開になるはずだ。前者は北米産でマチン科、後者は中国産でモクセイ科だ。以前も紹介したキンポウゲのゴールド・カップ(Rananculus repens 'Gold Cup')も奇麗に咲いていて、日射しが当たると輝くようだ。これはヨーロッパ産でキンポウゲ科。

















この記事へのコメント
キンポウゲのゴールド・カップ(Rananculus repens 'Gold Cup')大好きな花なのです。花名を初めて知りました。昔イギリスの「プーさんの棒投げ橋」の小川の辺りに可愛い黄色のビニールみたいな花弁の花が咲いていました。後に花屋で見つけ今
我が家のベランダに咲いています。
ただ私は植物園のプロとして働いているわけですから、我が家の温室も几帳面に整理して、傷んだ植物や見苦しい植物は置かないようにしています。見に来た方の夢を壊さないようにという配慮ですね。