実りの秋

果樹温室で結実中の果実が多くなってきた。ちょっと見ぬ間に随分と様子が変わる。最初は見栄えの良い大実のグワバ(Psidium guajaba)。普通のグワバは熟するところころ落ちてしまうが、本種の実は腐るまで着いているので、観賞期間が長い。食感はこりこりしていて青リンゴの味だ。次は赤実のグワバ。かつて私がタイから導入したものだが、花、葉、果実がどれも赤紫がかっていて観賞用に面白い。果実は甘味が少なく、余り美味しくはないが、グワバを好んで生食する人は少ないので問題はない。グワバはジュースのイメージが強い。フトモモ科で熱帯アメリカ原産。DSCF7245.jpgDSCF7249.jpg次はドラゴンフルーツ(Hylocereus undatus)だ。いつの間にか赤く熟していて、いつ咲いたのかという感じだ。昨晩も蕾があって1輪咲いたようだが、見逃してしまった。サボテン科で中米原産。DSCF7254.jpgDSCF7252.jpgDSCF7261.jpg次は鈴生りのゴレンシ(Averrhoa carambola)。以前は暮れから正月に見頃になる冬の果実だったが、年々熟期が早まっているようだ。同時に花も咲いているが、これが昔の花期かもしれない。カタバミ科なので花はカタバミそっくり。東南アジア原産。DSCF7256.jpgDSCF7257.jpgDSCF7259.jpg最後は季節外れに咲いていたカンポマネシア・リトラリs(Campomanesia littoralis)の花。本種は屋外の方が結実も良く、成績が良いので、この株も外へ出そうかと相談していたら花だ。フトモモ科でブラジル原産。DSCF7248.jpg

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