ディエテスが満開

分園駐車場の縁取りにはディエテスやアリステア、オキザリスなどが植わっているが、今はディエテスが満開だ。ディエテスは南アフリカ原産の乾燥地性アヤメ科の宿根草で、こぼれ種でもよく殖えるので伊豆のような暖地では花壇に重宝する。白っぽい大型の花はディエテス・グランディフローラ(Dietes grandiflora)で、私がワニ園に就職して間もない頃、私の伊豆での恩師飯田先生に苗を頂いたのが始まりだ。黄色い花はディエテス・ビカラー(D.bicolor)で、これは南アフリカから種で導入した。こちらの方は株がびっしり繁る割に花着きは悪く、園芸素材としてはグランディフローラの方が上だ、次のピンク花は石垣の割れ目で育つ、メキシコ原産ゴマノハグサ科のアサリナ・エルーベッセンス(Asarina erubescens)。これからが花期で、夏になると花は少なくなる。本種はイギリスの種子業者T&Mから入れた系統と、メキシコのラウーさんから来た系統があったが、結局生き残って、ここに居ついたのは花の大きい前者の方。種が飛んで本園の石垣で咲いているのを見た時には驚いたが、雑草化するほどではない。次は入口で育つ斑入りのダチュラことブルグマンシア(Brugmansia hybrid)だ。今年は枝が寒さで傷まなかったので、花も多いし時期的にもかなり早い感じだ。夜、私が帰る頃には甘い香りで私をいやしてくれる。ナス科の花木だ。次は展示室前に植えてあるメキシコのソテツ、ディオーン・エドゥーレ(Dioon edule)の受精した雌球果。メキシコにラウー氏を訪ねた際、ベラクルス近郊本種が自生する崖の下で指先程の実生苗を拾って来て育てた株だ。次は春に苗をいただいたシシリンチウム・ストリアータム(Ssisyrinchium striatum)の開花画像。シシリンチウムは庭の雑草のニワゼキショウが有名だが、その近縁種だろう。花が地味なせいか、花を見ても余りときめかず、植物に申し訳ない気がする。アヤメ科でチリ原産。最後は事務所の屋上に放置してあったウチワサボテン、赤い蕾が着いたので調べてみたらコチニールウチワ(Opuntia cochinilifera)だった。酢酸カーミンなど紅色色素の原料となるエンジムシ(カイガラムシ)を養殖するためのウチワだ。意外な所で意外な花に出会えて驚いた。
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