珍花咲く

今日は7月に友人からいただいたスタペリアの珍種レーンデルジアエ・バーガンディーベルズ(Stapelia leendertziae'Burgundy Bells')が咲いた。蕾が膨らんで今か今かと楽しみにしていた植物だ。私も学生の頃は本属の大きな花に憧れて育てた事もあるが、育ちが早くて簡単に作り直しの利く植物は私の好みではなく、ずっと距離を置いてきた。花に悪臭があるというのも、私の好みではない。ただ頂いた植物は、一度は咲かせてみたいし、5号半鉢程度の株で咲くとは思っていなかったので、蕾が着いた時はとても嬉しかった。そして今日の開花である。袋状の蕾なので、先端が展開するだけで、これで満開状態なのだろうが、面白い花型だ。幸いまだ悪臭もなく、良い感じで写真も撮れた。この程度で咲いてくれるなら、今度は園に運んで多肉のコーナーに植え込んでみようと考えている。これは南アフリカ原産でキョウチクトウ科の多肉植物。次はゴキブリの被害報告。花を食べるゴキブリのあつかましさは相当で、今は咲く花だけでなくコピアポア・ラウーイ(Copiapoa laui)の新芽を3匹も4匹もたかって囓っているので株がたちまち坊主になってしまった。昨日は頭に来て鉢の周囲に木酢液の原液を撒いて臭いで寄せ付けないようにしたが、今日は農薬を買って来て温室全体に撒く事を考えている。考えてみたら、我が家の温室は、当初から殆ど農薬なしで過ごしてきたので、それがゴキブリを増長させる結果になったのだろう。それにここに来て温室内のアマリリスにハマオモトヨトウが食い込み、困ったことになっている。我が家の害虫の代表はアリで、刺物の頭に砂を運んで山にしたり、毎年春先は困らせられるのだが、農薬の効果がないので、毎回潅水の度に頭の砂を流して良しとしていた。その程度の被害なのだ。しかし今回だけは農薬の出番のようだ。後、温室が臭くなるのは嫌だが仕方なかろう。今日、温室では刺物の文殊丸(Ferocactus victoriensis)が咲いていた。小型で花着きの良いフェロで私の好み。あとは定番の象牙丸(Coryphantha elephantidens)。これもゴキブリの好物なので、今日も1輪囓られていた。以上はメキシコのサボテン。最後はベランダで植え込んだばかりのグラジオラス・カルミネウス(Gladiolus carmineus)。保存袋の中で発芽し20cmも白く伸びていたのを丁寧に植えておいたら、1輪だけ咲いてくれた。考えてみたら本種を導入してから10年近いが、花を見るのは始めただ。本来8月頃植え込むべき球根なのだろう。いつも袋の中で伸びてしまい花が見られなかったのだ。来年は本種とエンポディウム、コルチカムだけは早く植え込むよう、別にしておこう。忙しいを言い訳にしていると、いつもこんな結果になってしまうのだ。南アフリカ原産でアヤメ科の球根植物。
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