エーレルシアナ咲く

先日、ブロメリア協会の会長からドイツのティランジアの泰斗エーレルス女史が亡くなったとの報がもたらされた。近年、ドイツで記載されたティランジアの半分は女史の手によるものと言っていいほど、多くの新種の記載に関わって来た方だ。私自身は30年も前に手紙のやり取りをしたことがあるだけで面識もないが、私にとっては非常に身近な存在であった。今日、ふと見たらその女史の名を冠したティランジア・エーレルシアナ(Tillandsia ehlersiana)が咲いているのに気がついた。雑用に追われ、夕方暗くなってから写真撮影を思い立ち、薄暮の中で撮ったのがこの写真だ。しかし流石デジカメ、こういう時は強い。まるで日中撮ったように奇麗に撮れていて大満足。せめてエーレルス女史を偲ぶよすがにしよう。本種はパイナップル科でメキシコ南部原産だ。次はティランジアのコーナーの一番奥に置いてある亀甲龍(Dioscorea elephantipes)の開花状況だ。と言ってもツルが細くて何がなにか分からないが、それ位繊細で細いツルの植物なのだ。本当なら本園6号温室の多肉植物コーナーに飾りたいのだが、今まで何株も枯らしてしまっているので、今回は私の目の届く所で管理しているのだ。せっかくいただいたばかりの立派な株で、枯らすわけには行かないのだ。ヤマノイモ科で南アフリカ原産。最後は夏休みのお盆頃に交配したドラゴンフルーツ(Hylocereus undatus)の結実状況。この2果は私が交配したはずだが、うまい具合に結実してくれたようだ。完熟したら味を見るのが楽しみだ。サボテン科で中米原産。
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