ネソコドンなど

今日も終日ペンキ塗りに追われせわしないこと。写真を撮る余裕などありはしない。でも予定以上に仕事がはかどって内心満足。特に懸案だった分園入り口スロープに滑り止めを塗れたので一安心。これは砂時計に使う粉みたいな砂を溶剤に溶かして塗るもので、これで半年位は滑らないはずだ。今日はその横の小花壇で咲いていたネソコドン(Nesocodon mauritianus)の画像だ。本種はモーリシャス島の絶滅危惧種で、キキョウ科に属し、ホタルブクロに似ていなくもない。かつて池袋の東武デパートで王立キュー植物園展をやった時、キューが目玉植物の1つとして持参展示し、展示会後、当園に寄贈された植物なのだ。キューでは貴重な絶滅危惧種を繁殖し、植物保護に寄与していますよという内容の展示内容だった。当園は、キューから事前に目玉植物を多数預かり、会期にあわせて養生し、展示に備えるという仕事で協力したので、展示会後、それらの植物全てがワニ園に寄贈されたのだ。このネソコドンも当初は挿し木をしたり種を播いたりして繁殖に努めたが、露地で問題なく育つ事を知ってから現在地に定植し、もう20年になるかも知れない。今も株は元気一杯で、モラエアやオキザリスとともに沢山の花を咲かせて我々を楽しませてくれる。特に咲き始めの花は奥に赤い蜜があって、それがとても鮮やかで美しいのだ。だから本種の花の良さは、この蜜を見ないとわからないと言ってもいい。また本種は乾燥したりすると、漢方薬のようなニンジンのような当帰臭があるのも特徴で、ふいにこの臭いがすると驚かされる。この横では早くも冬の代表花、南アフリカ原産のオキザリス・ペス・カプラエ(Oxalis pes-caprae)が咲き始めた。これを見ると、アー冬だなーという感覚になる。昨年はこのオキザリスを使ってジャムを作ったりしたが、特有の悪臭があって、気になったので、今年再挑戦し、臭いを消して、より美味しいジャムを目指してみよう。次もその先に飾ってあるペチコートスイセンのディセンバー・ホワイト(Narcissus 'December White')。私宅から持参したのだが、今年は鉢とのバランスも良く、とても奇麗に咲いている。最後は温室入り口に飾った、アオギリ科のドンベヤ・セミノール(Dombeya 'Seminole')。奇麗なピンクの花を長らく咲かせていたが、いよいよ終盤で、あと数日で片づける事になる。
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この記事へのコメント

YoYo
2017年12月28日 11:01
ジャムの件、ええ~っ!とおもって検索すると、こちらのブログの2月の記事がヒットしました。「ルバーブがシュウ酸を含んでいるからオキザリスでも…」という発想にびっくり(゚Д゚)。
オキザリスジャムは遠慮しますが、レッドルバーブを使ったジャムは私も常に冷蔵庫にストックしているんですよ^^
「ルバーブとイチゴ」とか「ルバーブとリンゴとレモン」とか組み合わせて。
2017年12月28日 18:21
YoYoさん、ものは試しで1つかみ試してみてはどうですか。何事も経験ですよ。ただ繊維が固いので残ってしまい、最後に裏ごしが必要でしょうね。臭いはレモンなどを入れれば消えるのではと思います。

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