パラモンガイアの様子は
先日植え替えたパラモンガイア(Paramongaia weberbaueri)が動き始めた。ペルー原産、ヒガンバナ科の美花球根植物だ。今年は何本咲いてくれるのかと、まるで通信簿を待つ生徒みたいな心境だ。ずらっと並べた実生の6年株、3果の実生なので、一応1、2,3と系統を分けてあるが、果たして違いはあるのだろうか。見た感じ、まだ球根が小さいので、開花も余り期待できそうにない。2枚目画像は特別発芽の早かった実生株だが、残念ながらこの株は既に空振りが判明。開花までもう1年の丹精が必要そうだ。一方、丈夫で非常に繁殖の良いのが、これらの親株、私の最初の実生株で筑波の遊川さん由来の系統だ。今年沢山株分けできたのでもう8株になっている。以前、1株養子に行っているので、都合9株になっているということだ。地下の太根も張りが良いし、とても丈夫である。一方、3枚目写真、三宅さんから来た系統の3株はまだ休眠中で動く気配がない。いつもは遊川系が最晩生で、発芽が正月にかかることもあったが、今年は早かった。何年育てても、植物の特性を把握するのは難しいものだ。この近くではイワタバコ類がぽちぽち咲いている。黄色い筒状花はエクアドルから来たコルムネア・シンフィー(Columnea schimpffii)、次は季節外れに咲いてきたブラジル原産のシンニンギア・マクロポダ(Sinningia macropoda)、他の株は球根で休眠に入っている。次は昨冬、休眠中に枯れたと思っていたグロキシネラ・リンデニアナ(Gloxinella lindeniana)。夏に1株芽が出て来て今頃咲き始めた。つぎは中国原産のプリムリナ・ラティフォリア(Primulina latifolia)。これもぽつぽつ咲き始めた。最後は全て鉢上げが済み、開花待ちの球根ベゴニア。今の時期は本当に生育が良く、1日ごとに大きくなるので、鉢のローテーションと支柱縛りが管理のメイン作業だ。
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