グワバ3種

今朝、果樹温室を掃除していたらグワバ(Psidium guajaba)が2種類落ちていたので、「よし、今日はこれで行こう。」と単純な発想だ。グワバは今が盛りみたいで、木にも鈴生りだし、熟した実が毎日のように落ちている。多分、お客さんは勿体ないなと思いながら見ているのだろうが、スタッフにとって落ちたグワバは枯葉と同じ。ちり取りにとってゴミ箱に行くだけだ。私自身は若い時、メキシコのフィールドで非常食代わりに持ち歩いたりしていたから、ネットリした果肉は決して嫌いではないし、そこにあれば食べたりもする。加工品では、グワバの果肉を煮込んで、サンザシの実のペクチンで固めたお菓子は丁度羊羹みたいで美味しい物だった。最初の2枚は大実の系統で、果実が青リンゴのよう固く、熟しても落ちないので、このような温室展示には向いている。この木の実はまだ若くて、これから大きくなる所だ。次が赤紫葉の変異で、実もアズキ色を帯びている。これはかつて私がタイのフラワーマーケットで買ってきたものだが、実はいっぱしに大きく成るが、甘味が少なくて、余り美味しい物ではない。次も私が市場で見つけてきた黄斑入りのグワバだ。今朝、この下にも小さな実が2つ落ちていて、前者と一緒に研究室に持ち帰って撮影した。斑が奇麗で選抜されただけに果実はストロベリーグワバ程度の大きさしかなく、しかも味は酸っぱかった。これを最初に試食し、次にピンクの実を食べたら、後者の果肉を一瞬甘く美味しく感じたから、相当酸っぱかったのだろう。でも2口目からは甘味を感じなくなり、やっぱり美味しくないなと、想定通りの味だった。グワバは中南米原産でフトモモ科の果樹だ。
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