珍しいリプサリス

友の会の宮崎さんにいただいたリプサリスが咲いた。正しくはレピスミウム・ホウレッティアナム・フォルマ・レグネリー(Lepismium houlletianum form.regnellii)と長い名前だが、普及種ハナヤナギ(ホウレッティアナム)のちょっと変わった花を着ける変異だ。ハナヤナギは和名でその枝垂れて咲く姿から命名されたものと思うが、こちらはまだ若いせいか上向きに伸びて咲いている。だから本来下向きに咲く花が、下を向きたくて傾いて咲いている。それで面白い咲き姿になっているのだが、大株になって枝垂れるよになったら基本種に似てくるかも知れない。まあ面白い植物である。次はお馴染みサルコイアシ(Hatiola salicornioides)だが、各枝先に黄色い蕾が着いて、とても可愛らしくなっている。吊らずに鉢植えで棚に置いている関係で水切れせず育ちが良いのだろう。その次はチクウアシことリプサリス・ツクマネンシス(Rhipsalis tucumanensis)だ。私がパラグアイから持ち帰ったツクマネンシスはほとんど刺がないのだが、昔業者から購入したこの株は細い刺に覆われている。ただし花はロウバイみたいなクリーム色で大きく、ツクマネンシスそのものだ。これらはどれもブラジルとその周辺域の産だが、リプサリスを集めるだけで1温室飾れるほどユニークな植物が多く、集め甲斐のある植物である。ただし余り人気がないので、入手ルートは限られており、コレクションするのは大変だろう。
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