グロキシニアの花

分園1号温室では、球根ベゴニアがまだ満開だというのに、その後釜として用意していたグロキシニア(Sinningia speciosa)が満開になってしまった。イワタバコ科で原産地はブラジルだ。この暑さだからたちまち咲き進んで、あと数日でピークだろう。豪華な八重はサカタの種子品種ブロケード・ミックス(Brocade Mix)で兎に角豪華で見事な花だ。1鉢の株径が50cmもある。昔私がグロキシニアに憧れて球根をサカタやタキイに注文したのは多分高校の頃だったと思うが、当時の品種は一重だった。それでも咲いた時はとても嬉しかった記憶がある。それが今では、種からでもこんな見事な花を咲かせられるのだ。1枚だけ一重の花があるが、これは多分球根学会から導入した種だったと思う。この一重の系統は茎がだらだら伸びて休眠に入りにくいので、無理矢理断水して休眠させたら、こんもりとした良い姿に育った。グロキシニアの欠点はビロード状の花弁のため水がかかるとすぐシミになってしまうことで、灌水にはうんと気を使う。ただでさえ高温多湿なので、古い花は花弁がすぐ腐り始めるので、細心の手入れも必要だ。と言ってもせいぜい10日か2週間の命だ。折角咲いても、お客さんが少なくては勿体ない話だ。
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